ご本尊のご紹介
掛松寺ではご本堂に大曼荼羅と日蓮聖人像を祀っており、これをご本尊としています。大曼荼羅の中央にはお題目と呼ばれる「南無妙法蓮華経」が書かれており、そのまわりに諸仏・諸菩薩の名前が書かれています。多くの人が集えるように広く作られたご本堂の中でそのみ教えを感じることができます。
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大曼荼羅
日蓮宗のご本尊の形式の一つに「大曼荼羅」(だいまんだら)というものがあります。これは日蓮聖人によって、お釈迦様がお悟りになった世界を文字で書き表されたものだといわれています。中央にはお題目である「南無妙法蓮華経」(なむみょうほうれんげきょう)と記されています。
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法華経
日蓮宗では、数あるお経のうち「法華経」(ほけきょう、正式には妙法蓮華経という)をよりどころとしています。これは、日蓮聖人が混乱した世の中(末法の世)において、「今をイキイキと生きること」が説かれた法華経の教えで人々を救うことができると考えたからです。そして、「法華経を心の拠り所にします」という意味が込められたお題目「南無妙法蓮華経」をお唱えすることで、すべての人に宿る「仏の心」をも呼び現わしていこうとしています。